実験の手順
- 紫キャベツの葉を細かくちぎってポリ袋に入れ、葉が浸るくらいの水を入れる。
- 袋の上から紫キャベツの葉をもむ。水が紫色になったら、袋に穴をあけ、色の付いた水だけをコップに移す。
- 果物の汁などの水溶液を用意し、パレットまたは卵の空パックに入れる。
- 紫キャベツの色水をスポイドで吸い取り、3のそれぞれの溶液に入れ、色を観察する。
アドバイス
- キャベツの色素を抽出する場合、ジューサーを使ってガーゼでこせば、簡単に抽出液が得られる。
- トイレの洗剤やレンジ周りの洗剤等も調べられるが、強酸や強アルカリのものもあるので、成分をよく見て、注意して調べること。また塩素系の洗剤と強酸の洗剤を絶対に混ぜないこと。塩素ガスが発生して大変危険である。
解説
- この実験は、紫キャベツ中に含まれるアントシアン色素がpHにより構造変化し、発色領域が異なる反応を利用しています。pHと色調の関係は以下の通りです。
- 紫キャベツ以外にもこんなもので簡単に酸性アルカリ性が調べられます。 一度試して紫キャベツの色の変化と見比べてみよう。 (例)朝顔・ツツジ・薔薇・パンジー・紫露草・アヤメ・牡丹の花びら・黒豆・小豆・紅茶の煮汁・赤じそ・なす・紫タマネギ・ぶどうの皮
- コメント(2件)
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日本分析化学専門学校 管理者
(2009/10/12)
コメント投稿ありがとうございます。
また、ホームページの感想もいただき、ありがとうございます。
おうちにあるものでこれからも実験にトライして、コメント投稿お願いします☆
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