準備するもの
【使用器具・薬品】
○器具
・試験管
・ビーカー(500 ml)
・駒込ピペット
・ガスバーナー
・試験管立て
・ミクロスパーテル
・ガラス棒
・ロート
○試薬等
・ファンデーション、アイシャドウ、口紅
・酸化鉄
・硫酸 (3M)
・0.1Mヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸カリウム三水和物
・0.1Mチオシアン酸カリウム
・蒸留水
【材料の入手方法】
・化粧品(百円均一で購入)
・以下試薬は試薬会社で購入
酸化(Ⅲ)鉄 500 g 2000円
硫酸 500 ml 800円
ヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸カリウム三水和物 25 g 1350円
チオシアン酸カリウム 500 g 2800円
○器具
・試験管
・ビーカー(500 ml)
・駒込ピペット
・ガスバーナー
・試験管立て
・ミクロスパーテル
・ガラス棒
・ロート
○試薬等
・ファンデーション、アイシャドウ、口紅
・酸化鉄
・硫酸 (3M)
・0.1Mヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸カリウム三水和物
・0.1Mチオシアン酸カリウム
・蒸留水
【材料の入手方法】
・化粧品(百円均一で購入)
・以下試薬は試薬会社で購入
酸化(Ⅲ)鉄 500 g 2000円
硫酸 500 ml 800円
ヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸カリウム三水和物 25 g 1350円
チオシアン酸カリウム 500 g 2800円
実験の手順
- ファンデーション、アイシャドウ、口紅をそれぞれミクロスパーテル1杯とり、各試験管に入れる。
- 1)に3M 硫酸 3 mLを加え、ガスバーナーで煮沸した後、放冷する。
- 2)の上澄みを駒込ピペットで1 mLくらいずつ、それぞれ2本の試験管に分け、一方に0.1M ヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸カリウム水溶液を数滴、もう一方に0.1Mチオシアン酸カリウム水溶液を数滴加え、色の変化を観察する。
- 【ファンデーションやアイシャドウについては、更に以下の操作を行う。】3)で鉄が検出されたファンデーションやアイシャドウをミクロスパーテル1杯試験管にとり、ガスバーナーで加熱後、放冷し、観察する。
アドバイス
1.化粧品は完全に溶解しなくてもかまいません(上澄みを使用します)。
2.熱水を取り扱う際は火傷に注意して下さい。
3.硫酸等、危険な試薬も使用するので、保護メガネを着用して下さい。
解説
【酸化鉄と化粧品】
化粧品には無機顔料が含まれています。その代表的な無機顔料の1つである酸化鉄系顔料は組成と結晶構造の違いにより、赤色、黒色、黄色、褐色、赤褐色などがあります。ファンデーションなどのメイクアップ製品に広く用いられており、硫酸第一鉄(FeSO4)を焼いて作りますが、そのときの条件(温度、時間、空気吹込量)によって出来上がりの色を変えることができます。焼成温度が低いほど、黄色が強くなり、温度が高くなるにつれて赤~黒へと変化します。
【定性分析と確認試薬】
金属イオンは分属と系統分析では、様々な方法で対象の金属イオンの検出を行うことができます。今回は、化粧品の中から抽出した鉄イオンをヘキサシアノ鉄(2)酸カリウムとチオシアン酸カリウムを用いて確認しています。
鉄イオン + K4[Fe(CN)6](ヘキサシアノ鉄(2)酸カリウム) → 青色沈殿
鉄イオン + KSCN(チオシアン酸カリウム) → 赤色
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