実験の手順
- 水100mlにヘキサシアノ鉄(3)酸カリウム30gを溶かす。
- 水100mlにクエン酸鉄(3)アンモニウム40gを溶かす。
- 1と2を薄暗い部屋で混合する。これが感光液となる。
- 上質紙に3で作った感光液をスポンジで塗布し乾燥させ、感光紙を作る。
- 感光紙の上に鍵や鉛筆などを置き、強い光を2~3分当てる。
- 流水(水道水)で感光した紙を洗うと像が現れる。
アドバイス
- 良い青写真を作るためには、乾燥させた感光紙を使用直前まで引き出しや箱の中にしまっておくと良い。
- 感光紙を作った後は手をよく洗っておく。
- 感光紙の上にネガフィルムを置き、ガラス板ではさみ、5分間ぐらい強い光を当て、感光紙を水洗すると写真が写る。
- ヘキサシアノ鉄(3)酸カリウムは、混ぜる薬品によっては有毒ガスを発生する危険性があるので、廃液処理には十分気をつけること。
解説
ヘキサシアノ鉄(3)酸カリウムとクエン酸鉄(?)アンモニウムを混ぜることにより、光に敏感なヘキサシアノ鉄(3)酸鉄(3)が生成します。ヘキサシアノ鉄(3)酸鉄(3)は光によって還元され、ヘキサシアノ鉄(2)酸鉄(3)になるのです。
- コメント(0件)
コメント投稿はログインしてから実行してください。
コメント投稿