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-実験 NO.138-

実験A-1 <使い捨てカイロを作ろうの巻>

所要時間
20分
投稿者
日本分析化学専門学校

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準備するもの

【使用器具・薬品】
・ チャック付きポリ袋(小さなものでよい)
・ 粉末活性炭(5g)
・ 食塩(5g)
・ 鉄粉(5g)

【材料の入手】
・ 食塩(普通の食卓塩でよい)
・ 活性炭(浄水器売場で販売しているものでよい)
・ 鉄粉(砂鉄でも利用可能)
・ チャック付きポリ袋(文房具店などにある)

実験の手順

  1. 食塩5gをはかり取り、100mlの水に溶かす。(5%溶液)
  2. 活性炭5gをはかり取り、チャック付きポリ袋に入れる。
  3. 1で作った溶液を袋に加え、活性炭が湿る程度にしみ込ませる。
  4. 鉄粉5gをはかり取り、袋に加える。
  5. 袋の口を軽く閉じ、中身をよく振り混ぜる。
  6. 少したつと熱が出てくるのが感じられる。

アドバイス

  1. 発熱が悪い場合は、先に活性炭、鉄粉、食塩を混合し、そこに適量の水を加えてみる。但し、水を入れすぎると逆に温度が下がるので注意する。
  2. 袋の口を完全に閉じてしまうと袋内が酸欠状態になり、鉄が酸化できなくなる。そのときは袋の口を開け新鮮な空気を取り入れる。
  3. 鉄粉は消防法で取扱を注意している可燃性の固体です。大量に保管するときは火気に注意する。また、鉄粉が細かい場合には粉塵爆発を起こすことがあるので、、取扱には注意すること。さらに、実験後、鉄粉を捨てるときは、完全に冷えてから不燃ゴミとして捨てること。残った鉄粉はガラス容器で密栓して保存する。(ポリ袋やポリ瓶で保存する場合は小分けしておく)
  4. 食塩は反応の触媒となる電解質として加える。
  5. 活性炭は熱を持続させるために加える。

解説

  1. この実験は鉄の酸化による発熱反応を利用しています。 4Fe+3O2→2Fe2O3+熱(生成熱-196.5kcal/mol)
  2. この化学カイロは、実際に売っている使い捨てカイロと同じものです。
コメント(2件)

日本分析化学専門学校 管理者

(2009/10/12)

コメント投稿ありがとうございます。
他にもたくさんおうちで出来る実験があるので、試してみてください。

kiyo

(2009/09/17)

実際にやってみました。
食塩水はほんの1,2滴でよかったです

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