実験の手順
- 食塩5gをはかり取り、100mlの水に溶かす。(5%溶液)
- 活性炭5gをはかり取り、チャック付きポリ袋に入れる。
- 1で作った溶液を袋に加え、活性炭が湿る程度にしみ込ませる。
- 鉄粉5gをはかり取り、袋に加える。
- 袋の口を軽く閉じ、中身をよく振り混ぜる。
- 少したつと熱が出てくるのが感じられる。
アドバイス
- 発熱が悪い場合は、先に活性炭、鉄粉、食塩を混合し、そこに適量の水を加えてみる。但し、水を入れすぎると逆に温度が下がるので注意する。
- 袋の口を完全に閉じてしまうと袋内が酸欠状態になり、鉄が酸化できなくなる。そのときは袋の口を開け新鮮な空気を取り入れる。
- 鉄粉は消防法で取扱を注意している可燃性の固体です。大量に保管するときは火気に注意する。また、鉄粉が細かい場合には粉塵爆発を起こすことがあるので、、取扱には注意すること。さらに、実験後、鉄粉を捨てるときは、完全に冷えてから不燃ゴミとして捨てること。残った鉄粉はガラス容器で密栓して保存する。(ポリ袋やポリ瓶で保存する場合は小分けしておく)
- 食塩は反応の触媒となる電解質として加える。
- 活性炭は熱を持続させるために加える。
解説
- この実験は鉄の酸化による発熱反応を利用しています。 4Fe+3O2→2Fe2O3+熱(生成熱-196.5kcal/mol)
- この化学カイロは、実際に売っている使い捨てカイロと同じものです。
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