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-実験 NO.205-

実験A-35 <電気の流れを見てみようの巻>

所要時間
30分
投稿者
日本分析化学専門学校

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準備するもの

【使用試薬・器具】
・つまようじ 1本
・ネオジム磁石(出来るだけ小さい物) 1個
・針金 7cm
・セロハンテープ 10cm
・フィルムケース 1個
・エナメル線 11m
・画鋲 1個
・単三乾電池 1個

【材料の入手】
 すべての使用材料は、ホームセンターやスーパーで購入可能

実験の手順

  1. 電流針の作り方(図1) ① つまようじの頭に、セロハンテープを使ってネオジム磁石を貼り付けます。 ② ①のつまようじに、針金をくくりつけます。
  2. 電流計の作り方(図2、3) ① フィルムケースの上から1cm位の所に画鋲で穴を開けます。 ② 周りをエナメル線を約100回巻き、ほどけないようにセロハンテープで固定します。 ③ ①の穴に針金を通して電流計の完成です。
  3. 実際に使ってみよう では、エナメル線に電池をつないでみましょう! つまようじが動けば、電流が流れたことが分かります。

アドバイス

  • 感電の危険性があるので、エナメル線をコンセントに差し込まないでください。
  • 廃棄するときには、それぞれの地域の分別方法に従い、分別して廃棄してください。

解説

  1. 針が動く原理 フィルムケースに巻きつけたエナメル線に電流を流すと、エナメル線のコイルが電磁石になり磁界が発生します。その結果、コイルの中に入れた磁石がその影響を受けて揺れます。 コイルを流れる電流量が増えれば増えるほどコイルの作る磁界が強くなり、つまようじの揺れる大きさは強くなります。また同じ電流であれば、コイルの巻き数が大きいほど大きく揺れます。さらに電流の流れる向きによって、つまようじの揺れ方も異なりますので観察してみてください。
  2. ネオジム磁石とは ネオジム磁石は、ネオジム(Nd)、鉄(Fe)、ホウ素(B)を主成分とする希土類磁石の一つです。永久磁石の中では最も強力とされており、1984年に日本で発明されました。 ネオジム磁石の特徴は磁束密度が高く、非常に強い磁力を持っています。パソコンのハードディスクドライブ(ヘッドと呼ばれる読み書きをする装置を移動させるためのアクチュエータに使われています)やCDプレイヤー、携帯電話などの製品にも使用されています。 ちなみにネオジム(Neodym)とは、ドイツ語の表記であり、ネオジウムと呼ばれることが多いのですが、厳密には誤りです。
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