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-実験 NO.232-

実験A-44 <赤色の正体は?の巻>

所要時間
10分
投稿者
日本分析化学専門学校

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イチゴの色の分析

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赤いイチゴ

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赤いトマト

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準備するもの

【使用器具・薬品】
○器具
・トマト 1/2個
・イチゴ 1~2個
・コップ 3個
(透明のコップの方が色の変化を観察しやすい。)
・カーゼ 2枚
・すり鉢 1個

○試薬等
・重曹 小さじ1杯

【材料の入手方法】
・重曹(食料品売場にあるふくらし粉。なければ薬局で入手可能)

実験の手順

  1. イチゴとトマトを別々にすりつぶす。ガーゼでこして、コップに入れる。
  2. 小さじ1杯に重曹を、コップ半分の水に溶かし、重曹溶液をつくる。
  3. イチゴとトマトのこし汁に、重曹溶液を小さじ半分ずつ加えていく。
  4. こし汁の色の変化を観察する。どちらにも色の変化が起こらない場合には、さらに重曹溶液を追加する。

アドバイス

  1. 重曹溶液を加えると泡立ちます。しばらく置いて、泡が消えたら色の観察をしてください。
  2. 溶液が手に付いた場合は、すぐに洗うようにしてください。

解説

【同じ赤色なのに、色が変わるものと、変わらないものがあるのはなぜ?】

 

イチゴもトマトも同じ赤色に見えますが、違う種類の色素が含まれています。トマトの赤色は、リコピンといい、カロテノイドという物質の一種です。一方で、イチゴは、アントシアニンと呼ばれる物質でブルーベリーなどにも含まれます。アントシアニンは、酸性の条件で赤色を示し、アルカリ性にすると青色を示す性質があります。そのため、アルカリ性の重曹を加えた時に色が青色に変化したのです。

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