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-実験 NO.223-

実験A-43 <冷たいお菓子?の巻>

所要時間
10分
投稿者
日本分析化学専門学校

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準備するもの

【使用器具・薬品】
○器具
・温度計
・コップやビーカー

○試薬等
・重曹(炭酸水素ナトリウム)
・クエン酸(レモン果汁でもよい)
・砂糖(なくてもよい)

【材料の入手方法】
・重曹   300g ¥105(百均ショップで購入)
・クエン酸 200g  ¥105(百均ショップで購入)
・レモン  1個  ¥100(スーパーで購入)
・砂糖   1袋  ¥198(スーパーで購入)

実験の手順

1.重曹、クエン酸、砂糖を用意する。 2.手のひらに重曹、クエン酸、砂糖をそれぞれ3gずつとり、混ぜる。水を1ml程度加える。 3.水を加えると泡がでて冷たくなる。 4.実験終了後は手を洗う。

アドバイス

1.口に入れると涼感を感じる冷たいお菓子にはこの実験と同じ原理が使われているものがあります。ただ   し、今回の実験では食用の試薬を使っていませんので、口に入れることは止めてください。 2.加える水が少なすぎると、約15℃程度低くなってしまうので、1ml程度の水を使用することをお勧めし   ます。

解説

なぜ冷たくなるのか? 重曹(NaHCO3)やクエン酸(C6H8O7)は、清掃の時に洗剤としてよく使用されているものです。重曹は、 弱アルカリ性でクエン酸は弱酸性です。そのため、この2つを混ぜることにより中和反応(アルカリ性と 酸性との反応により水ができる反応のこと)が起こるのです。水を加えたときに発生した泡は、二酸化炭 素です。重曹とクエン酸の中和反応自体は発熱反応ですが、二酸化炭素が発生する時に周りから熱を 吸収するので、手のひらの体感温度は低くなったのです。
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