実験の手順
- ペーパーフィルターを三角形に切って、その一辺に切り込みを入れる。
- 切り込みの部分に洗剤を一滴しみこませる。
- 水を貼った水槽に「2」の紙を静かにおくと、スーッと動きます。
アドバイス
- 洗剤以外でも固形の石鹸を水に溶いたものでも実験ができます。
- ペーパーフィルター以外の紙でも、同様の実験ができます。
- 不要になった排紙でも実験は可能です。
解説
【なぜ水の上をペーパーフィルターが動くのか?】
洗剤(セッケン)は炭素と水素が結びついた長い鎖の端にカルボキシル基がついた構造をしています。
この長い鎖の部分(親油基)が汚れ(油)の表面に結合し、親水基は水とがなじむため、汚れ(油)がきれいに落ちるのです。
洗剤(セッケン)を水に落とすと、親水基の部分を下にして水面にずらっと並んでいきます。
これによって水本来の表面張力が低くなり、紙がひとりでに動く、といった現象を見ることが出来るのです。
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