実験の手順
1.蛍光ペンを切って中のインクを取り出し、光る液体の原液をそれぞれ小瓶に取り出す。また、別の小瓶に底が埋まる程度の粉末洗剤を入れる。
2.光る液体の原液1滴に水15mL程度を混ぜて原液を薄め、各色の液体を作る。また、小瓶に取り出した粉末洗剤に水15mL程度を加えて溶かし、液体にする。
3.ブラックライトを当て、各液体の発光色を調べる。
4.各色の液体を混ぜて、液体A、Bを作る。
・液体A:粉末洗剤(青)、蛍光ペン(赤)、蛍光ペン(緑)を適量ずつ混ぜ合わせる。
・液体B:蛍光ペン(黄)、粉末洗剤(青)の2つの液体を適量ずつ混ぜ合わせる。
5.混合させた液体が白色に発光するか、ブラックライトを当てて調べる。
アドバイス
・ブラックライトの光が直接目に入らないように観察して下さい。
解説
◎なぜ白く光るの?
光は、赤・青・緑の3つの色を組み合わせることで、どんな色でも作り出す事が出来るので、この3色を「光の三原色」といいます。例えば、赤色と青色の光を混ぜると紫色の光に、赤色と緑色の光を混ぜると黄色の光になります。そして、三原色をすべて混ぜると、白い光になります。
今回、溶液が白っぽく光ったのは、混ぜ合わせた液体から三原色の全ての色の光が発せられたからです。
ちなみに、洗剤の蛍光剤が青い光を放つのは、黄ばんだシャツ等が白く見える様にするためです。
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