実験の手順
- 紫キャベツの葉を細かくちぎり、水を加え、ジューサーで色素を抽出する。(pH指示薬)
- 小麦粉12g、グリセリン3ml、二酸化ケイ素3g、pH指示薬1.5mlを良く練り合わせる。
- 小麦粉12g、グリセリン3ml、二酸化ケイ素3g、ケイ酸ナトリウム1g+水1.5ml、またはアンモニア水1.5mlを同様によく練る。
- 小麦粉12g、グリセリン3ml、二酸化ケイ素3g、食酢1mlを同様によく練る。
- 2と3または2と4を混ぜ合わせると、pHに応じて色が変化する。
アドバイス
- 指先の成分が付着するのでサランラップなどにくるんで練った方がよい。
- 色の変化が見えにくい場合は、酸やアルカリの量を調節する。
- この実験では指示薬として紫キャベツ色素を用いているが、フェノールフタレインやメチルオレンジなどでももちろん可能である。
- 決して食べないこと。
- グリセリンは危険物第4類の引火性液体である。加熱すると引火(160℃)する。
解説
この実験は、紫キャベツ中に含まれるアントシアン色素がpHにより構造変化し、発色領域が異なる反応を利用しています。pHと色調の関係は以下の通りです。
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