破れない袋
割れない風船
ゴム分子の構造例
ポリエチレンの構造

破れない袋
割れない風船
ゴム分子の構造例
ポリエチレンの構造

準備するもの
○器具
・風船
・ポリ袋
・金串(BBQ用)
・鉛筆
・色鉛筆
・はし(先の尖ったもの)
【材料の入手方法】
・百円ショップで購入可能
実験の手順
1. 風船の割れないポイントを探せ!!
風船に空気を入れ、口を縛る。金串を刺しても風船が割れないポイントがあるので、
そのポイントを予想し、金串を刺す。
2. 割れない風船は水を入れても割れない!?
風船に水を入れ、縛る。「1.」で金串を刺しても割れなかったポイントに刺してみる。
※割れると水が飛び散るので注意!
3. ポリ袋も破れない!?
①ポリ袋に水をたっぷり入れ、口を持つ。袋に金串を刺してみる。
②今度は鉛筆で刺してみる!
⇒いろんなポリ袋で試してみよう。
※やぶれると水が飛び散るので注意!
4. 鉛筆なら割れないポイントでなくても風船は割れない!?
「2.」で使用した風船の割れないポイント以外のところに鉛筆を刺す。
5. 割れない風船Part2!火あぶりしみてよう!
①風船に空気を入れて口を縛り、ライターであぶってみる。
②風船に水を入れて口を縛り、ライターであぶってみる。
※割れると水が飛び散るので注意!

アドバイス
【実施の結果】
「1.」:風船の結び目部分と、その反対のおへその部分を刺すと割れません。
「2.」:割れません
「3.-①②」:破れません
「4.」:割れます
「5.-①」:割れます
「5.-②」:割れません

解説
■風船のへそ
風船を膨らませると、ゴムの膜全体に張力(引っ張る力)が働きます。
そのため、少しでも穴が空くと、ゴムの引っ張られる力で急激に広がるため、
大きな音をたてて割れてしまいます。
しかし、風船の先と口元は、膜全体を引っ張る力が集まり、ゴムが分厚くなっており、
逆に、穴を閉じようとする働きを持ちます。
そのため、穴を開けても風船が割れることはないのです。
■あぶり風船
風船が炎であぶられると、ゴムが熱くなって溶けて割れると思いがちですが、
実際には、風船のゴムが薄いこともあり、ゴムに伝わった熱量がすぐに水に奪われ、
水に近いゴム内側の温度は中の水とほぼ同じ温度のままで、
ゴムが溶けたり・燃えたりすることはありません。
したがって、風船は割れないのです。
ただし、炎であぶり続けると、中の水が沸騰し、泡が出てきた段階で、
ゴムと水が接触していない所が生じるため、破裂してしまいます。
■どうしてポリ袋は破れなかったの?
皆さんの身の回りにあるポリ袋は、化学物質としては、
「ポリエチレン」という物で出来ています。
このポリエチレンの分子は、熱せられると縮む性質があります。
そのため、鉛筆を勢いよく突き刺すと、摩擦熱が発し、
分子が縮んで鉛筆に密着するため、水がもれずに突き刺すことができます。
逆に、スムーズに袋に刺すことが出来る場合には、摩擦熱が生じないため、
ポリエチレンの分子が縮まないので、穴が空いてしまいます。
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