2020.02.04
本日は、卒業研究発表会を実施しました!
下の集合写真は、終了後に学科ごとに撮影した学生たちの様子です。
みんな笑顔です!(^o^)/
ここに至るまでの本日の様子をご紹介します。
本校の卒業研究は、複数人で班を編成します。
班分けが決まるのが、2年生の5月頃です。
今年度は14班に分かれて始まりました。
そこからテーマを決め、実験方法を決め、必要な試薬も考え、
9月からの後期の期間に実験を行ってきました。
平日の学科では、卒業研究の実験に取り組める日が毎週2日あります。
合計で30日ほどの実験日の中で、それぞれが出した結果を、
学生たちはスライドにまとめ、そして、今日の発表となりました。
下の写真は、発表中の様子です。
それぞれの班で、発表用のスライドを何度も見直し、
少しでも自分たちの研究結果を分かりやすく伝えたいという
想いをもって準備してきました。
発表後には、会場の聴講者から質問を多くいただきました。
もちろん、本校の1年生も聴講しており、
来年は自分たちが発表する番だと感じながら、
先輩の行った研究に対する疑問をぶつけていました。
聴講者には、本校学生以外にも、就職先企業、高校の先生、
共同研究者、保護者など、いろいろな方がおられます。
それぞれ疑問に感じた点だけでなく、
「実際、実験をしてみて大変だったところは?」
「実験を進めていく中で、班内で意見が合わないときは
どのようにして進めてきましたか?」
など、卒業研究に実際に取り組んだ様子についても
興味を持たれ、質問をいただきました。
発表会の冒頭、校長先生の挨拶では、本校の学校教育における
卒業研究の位置づけに関するお話もありました。
「本校の卒業研究は、単に、研究だけを目的としている
のではない。テーマや実験方法を決めるところから始め、
研究を進める中で、班内での意見の違いなど、スムーズ
に進まないこともたくさんあった。卒業研究と同時に、
就職活動や大学編入学試験などもあり、全員がそろわない
中で実験を行うこともあった。一筋縄ではなく、
いろいろと経験し、それを乗り越えてきて今日という発表がある。
これは 『職業若しくは実際生活に必要な能力を育成する』
専門学校の目的でもある。」
今回の発表に至るまでに、各班でいろいろなハードルが
あったのも事実です。それらを乗り越えてきたからこそ、
堂々と自信を持って発表に臨むことができました。
研究成果だけを見れば、いろいろなご意見もありますが、
学生たちが卒業研究に向かう真剣な姿勢は、
聴講いただいた全ての方に伝わったと思います。
また、発表会では、発表を控える学生たちに向け、
私たち講師が作成した応援メッセージ動画も流しました。
これまでを振り返り、この2年間があって今を迎えているという
自信を持って発表に臨んでもらいたい。
そのような気持ちを込め、作成しました。
こちらは、発表を終えた直後の2年生です。
担当講師と一緒に、記念の一枚!
発表を終えた安堵感と、やりきった達成感で自然と笑顔に!
発表を終えた2年生たちは、
「いろいろなことがありましたが、
みんなで乗り越えることができました」
「発表練習通りにはいかなかった部分もありましたが、
伝えたいことは伝えられたと思います!」
「これで卒業研究も終わりかと思うと寂しい気持ちもありますが、
この経験を活かして、仕事でも頑張っていきたいと思います!」
と、話していました。
また、聴講いただいた企業様からのコメントも、一部原文のまま
ご紹介させていただきます。
「人の未来になくてはならない研究を
学生が行っていることに感服した」
「発表成果も大切ですが、その中身、プロセスを大切にした点を
伝えようとしていた点がよかった」
「学生さん方が、必死に発表を理解してもらおうという
姿勢で臨んでいたことがよかった」
と、評価をいただきました。
こうして14班の発表が全て終わり、
令和元年度の卒業研究発表会は終了しました。
入学時には、いろいろな思いや不安も持って本校に入学してきた2年生が、
少しずつ化学の知識と分析技術を学びながら、
最後は自分たちで行った研究成果を堂々と発表しました。
この中で学んだこと、経験したことを、身に付けた能力を自信として、
それぞれの次のステージで活躍してくれることと期待しています!
By ぽてと