2011.02.28
今日の大阪はほぼ一日中雨でした。外出して足元がびしょびしょになった人も多いでしょうね。そんな中、アビー先生と私は、大阪の興國高校に伺い、職業体験学習の開催に参画してきました。これは、様々な専門学校、大学の先生方がブースを開き、それぞれの専門分野がどのように職業とつながるのかに着目して生徒に解説する催しです。私たちのブースでは、化学・バイオ・環境をキーワードに、講義と化学実験を実施しました。
まずは「化学・バイオ・環境の勉強や技術が、どのような職業につながるのか」というテーマで、アビー先生が講演をしました。今回、十数名の生徒さんが参加しましたが、この分野に興味があるということもあり、熱心に話に耳を傾けてくれました。化学とは、決して難解な世界ではなく、毎日目にする身近な物すべてに関わっているんですよ!
そして、実験(先週の金曜日に私しめじが仕込んでいたものデス)。ありふれた物で簡単にできるマジックですが、生徒の皆さんからは「おぉ!」とどよめきの声が漏れました。「マジック」とはいっても、裏付けのしっかりした「化学実験」なんですよ。
さらに、その実験を応用して、様々な食品の主成分を何人かの生徒さんに調べて貰いました。実験そのものは手軽ですが「分析化学の本質」を体験していただいたわけです。
化学に限らず、理科の実験時間が減っているとよく言われています。もちろん、体系だった知識を勉強するのも大切です。しかし、実際に手を動かして試し、五感で感じてみることは、他に代え難い価値を生み出すと私は思います。それが証拠に、中学や高校理科の「実験」のことは、結構鮮明に覚えていたりしませんか?(「授業」の内容はほとんど忘れていたとしても...) 興國高校の先生も、こういう実験を生徒のためにもっと増やしてあげたいとおっしゃっていました。
私たちは、このような出張実験会のみならず、様々な実験会を催しています。理科好きとして、出来るだけたくさんの人々に、心に残る実験を経験して貰いたいと心から願っています。本校での体験入学に参加される方々に、たくさんの実験を楽しんでいただくのも、そのためなんですね。
実験が大好きと言う方は、本校HPの「すぐできる★なるほど ザ★化学実験室」をご覧下さい。ご家庭でできる実験をたくさん掲載していますので、是非お試しを!
by しめじ