2012.12.18
本校講義棟前の階段周期表の前で、ういういしい笑顔を見せてくれているのは9名の高校1年生です。
皆さんは、大阪府立信太高等学校の1年生の生徒さんたち。
生徒さんたちは、「OSAKAジョブミュージアム職業体験バスツアー」として来校されましたので、その様子をご紹介いたします。
そもそも、『OSAKAジョブミュージアム』とは、職業・仕事の体験イベントであり、
大阪全体をミュージアムに見立て、大阪内にあるたくさんの専門学校を会場として様々な職業体験をしようというものです。
無数に存在する仕事の中で、今知っている範囲だけではなく幅広く職業を知り、
自分にピッタリの職業に就くための進路を理解していただくことを目的としています。
これまでにここ日本分析化学専門学校でも毎年多くの生徒さんに化学者体験をしていただき、
今後未来へ歩むための第一歩となるよう、実験会の受け入れをしてきました。
(ちなみに、このOSAKAジョブミュージアムの構想は、大阪府専修学校各種学校連合会の副会長で、
進学対策委員会の委員長をしている本校校長が中心となり、かの橋下徹元知事(現市長)とともに打ち出したものです。)
バスで来校され、早速白衣を来て職業体験開始です!
「化学者」という仕事をしっていただくための、今日のお品書きは以下の通り。
1.気軽に分析化学者体験!
・ジュースからDNAを取り出そう
・分析化学でマジシャン~食品成分の分析~
・ナイロンを作ろう
・納豆で魔法の手紙を書こう
2.化学講演
(「分」とは「分析化学」の「分」でしょうか?(笑))
今日の参加者は高校1年生ばかりのため、もともと「化学者になりたい!」という強い思いを持った方ばかりが集まっているわけではなく、
むしろ「化学者って何?」「化学の世界ってどんなの?」などと、まっさらな気持ちで参加された方ばかりです。
引率の先生にお伺いしたところによると、まだ化学についてもほとんど勉強されていないそうです。
しかし、だからこそ目の前で起こる一つ一つの化学反応に興味津々のご様子で、
化学講演についても熱心に聞いていただくことができました。
お帰り間際に今日の感想をお伺いすると、「液体と液体を混ぜた時に固形のナイロンがどんどん出てきてびっくりしました!」
「もっといろいろやってみたいです。」「分析化学ってすごいですね。」などと楽しそうに話してくださいました。
本格的な進路決定まではまだ時間がありますので、
これからいろいろな職業について検討されると思います。
その中で、驚きと、ワクワクと、そしてやりがいがたっぷり詰まった化学者という仕事も
選択肢の一つに加えていただけると嬉しいです。
生徒のみなさん、今日をきっかけに様々なことに興味を持ち、
是非とも自分の将来の可能性を大きく広げて下さいね!
今日は楽しいひと時を、本当にどうもありがとうございました!
by アビー