せんせのブログ

笑顔で実験

2014.01.07

今日から新年の授業が始まりました。
また、京都府立綾部高等学校東分校に実験会へ行って来ましたので、
その様子をお伝えします。

実験開始!

年末年始と学生が冬期休暇のため、
校舎内はいつになく静かでした。
しかし今日は、学生達の元気な姿が見られました。

以下の写真は、2年 生命バイオ分析学科の卒業研究の様子です。
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研究も大詰めとなり、今まで研究してきたデータを教室でまとめていました。

Sさん(写真左)が、新年を迎えた意気込みを語ってくれました。
「これまでに、班員と綿密な打ち合わせを行ってきたので、
データのまとめに目途が付きました。
後少し、ラストスパートをかけて頑張ります!」

以下の写真は、4年生 医療からだ高度分析学科の卒業研究の様子です。
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4年生は、1年間じっくり時間をかけて、研究結果を積み重ねてきました。
O君とMさんが、4年生らしい新年の抱負を語ってくれました。
「研究が終盤を迎えていますが、最後の最後まで諦めず、
良い実験結果を目指して頑張ります。」


以下の写真は、1年生の機器分析化学実験の様子です。
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一番左に写っているのは、1年 生命バイオ分析学科のN君です。
新たな年を迎え、頼もしいコメントを聞かせてくれました。
「久々に実験をしましたが、とても楽しいです。
次回の実験の予習まで完璧です。」

今日、出張実験会に行った、京都府立綾部高等学校東分校は、そのN君の出身高校です。
N君の後輩達も、楽しそうに実験を行っていました。

京都府立綾部高等学校東分校 出張実験会

最寄駅に着き、目に飛び込んで来たのがバス停付近に設置された、塩化カルシウム。
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近くの標識には、「凍結注意 -1℃」と記されていました。
塩化カルシウムは、凍結防止剤として設置されています。
普段実験室で使用する化学薬品が、こんな所でも活躍していました。


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学校に到着し、準備を終え、いよいよ出張実験会開始です。

今回の実験会の目的は、実際に食品(ジャムやお味噌)を作っている生徒さんに、
食の安全を守るための分析実験を体験して頂き、食品化学に対する
興味や関心を高めてもらうことです。
実際に食品中の鉄分量を測定して頂きました。

慣れないガラス器具を使った実験でしたが、
どの生徒さんも、笑顔で取り組んでいました。
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また、今までに使ったことのない機器を使用しましたので、
興味深く、少し不安そうに測定ボタンを押していました。
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さっきまでの表情とは一変して、真剣な眼差しで、
グラフから未知試料の濃度を算出しました。
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実験は大成功でした。
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実験を終えて、最後のアンケートでは、
「色が綺麗で、とても実験が楽しかったです。」
「これまでに知らなかったことが勉強できて、良かったです。」
「分析化学が多くの仕事に役立っていることを知れた。」
「少し難しかったけど、楽しかった。」
「もっと長い時間、実験したかった。」
など、沢山の感想を頂きました。
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出張実験会の準備には、時間と労力が必要です。
しかし、笑顔で実験に取り組み、楽しいと思ってもらえることや、
分析化学が社会に貢献していることを少しでも知ってもらえれば、
それが何よりの活力になります。

年度内には、まだいくつかの出張実験会が予定されています。
分析化学の楽しさや、社会貢献していることをもっともっと
伝えていきたいと思いました。

by せんぱい