2018.01.26
今日は、兵庫県立西宮北高校から依頼を受け、
高校の特別授業として2年生、76名の生徒さんと実験をしてきました。
今回の出張実験会は、私ぽてとと、ミジンコ先生が、兵庫県教育委員会より
高校の特別非常勤講師の委嘱状をいただき実施しています。
4年前から毎年依頼いただき、今年で5回目となりました。
高校の先生からの具体的な依頼内容は、
高校2年生の理系クラスの生徒さん達に、化学やバイオが
身近にあることやその楽しさを体験させ、今後の進路を考える
切っ掛けにさせたいということでした。
実験前に高校の先生に生徒さんたちの様子をお伺いすると、
「毎年、来ていただいているので、生徒の中でも評判になっているようです。
『おもしろい実験ができる』と、先輩から後輩に伝わっているみたいです。」
と、期待されていることを聞き、私たちも嬉しくなりました。
今回は、生徒さん76名を2つのクラスに分けて実施しました。
1回の授業が50分のため、最初に化学講演として、
身近なところに化学やバイオがあることを伝え、
その後すぐに2つの実験を行いました。
上の写真は、実験の説明をしているところの様子です。
ミジンコ先生からの実験手順に関する話を、生徒さんたちは
しっかりと聞いていました。
1つ目は、ビタミンCを使った実験です。
うがい薬を用いて、ビタミンCが身近な食品やお菓子などに
含まれているかを、分析体験してもらいました。
先に予想していた結果と同じであったり、異なったりと、
実験結果に驚きながらも、楽しく取り組んでおられました。
下の写真は、2つ目の実験の様子です。
ルミノール反応という、科学捜査の血痕を調べる際に使われる
反応で、ふわぁ~っとフラスコ内の液体が発光します。
想像以上の光の明るさと綺麗さに、生徒さんたちは
じーっと観察されていました。
こうして、特別授業は終了しました。
生徒さんが、授業終わりに書いてくれたアンケートを
一部原文のまま抜粋して紹介します。
「いつもやる授業と全然ちがうかったので、とてもたのしかったです。
色が変わる瞬間を見れて良かった。」
「身近にあるうがい薬でビタミンCが入っているのかの確認ができるということを
初めて知った。」
「青く光ったのが驚嘆した。」
「分析化学がとても楽しいということがわかりました。」
「光ったのがおもしろすぎた。ピペットの使い方が理解できた。」
「あまり医療などに関わる実験を行ったことがなかったので、とても新鮮でした。」
「めちゃ格好よかったです。化学が好きになりました。」
「説明がとても分かりやすくてすごく楽しい実験でした。
久しぶりに理科の実験でワクワクしました。」
「思っていたよりも化学が身近にあることが分かった。
こういう事を知っていると人生が豊かになる気がした。」
と、いろいろな感想をいただきました。
私たちもホッと安心しました。
また、対応いただいた先生からも、次のコメントをいただきました。
「昨年も実験をしていただいた後、生徒の中には、
実験をした反応を自分で調べて、教えにきてくれる生徒がいました。
ほんとうにたくさんのよい刺激をいただいており、感謝しています。」
また来年もよろしくお願いします。」
生徒さんたちが、今回の実験を切っ掛けに、いろいろなことに
興味を持ってもらえればと願います。
兵庫県立西宮北高校のみなさん、今日はありがとうございました!
なお、本校では他にも中学校や高校と連携して、
出張形式、または受け入れ形式での実験会などを行っています。
興味のある方はコチラのページにまとめていますので、ご覧下さい。
By ぽてと