2019.01.30
今日は、兵庫県立西脇工業高校から、
工業化学科の2年生37人の生徒さんが授業の一環で
本校へ見学に来られました。
今回の見学は高校の先生から依頼を受けて実施しました。
先生は、高校で化学や分析について学ぶ生徒に、
分析化学の技術を学べる専門学校とはどのような学校であるかを学ばせ、
今後の進路検討に役立たせたいという想いをお持ちでした。
その想いと依頼に少しでも応えるため、約2時間の限られた見学時間でしたが、
学校の説明だけでなく、分析機器の見学や分析の体験実験を行いました。
こちらは、体験実験の様子です。
ビタミンCを分析する体験実験をしてもらいました。
食品に含まれるビタミンCを簡単な方法で分析しました。
色の変化に驚くだけでなく、意外と簡単に分析できることにも
驚いておられました。
次の写真は、実験室の中を見学している様子です。
いろいろな分析機器を見てもらいました。
一部、実演すると、生徒さんたちからは、大歓声!
みんな前のめりになり、色の変化する現象に合わせて、
なぜか「うぃ~!」という声が!(笑)
分析機器と聞くと、難しく、少し遠い存在と感じていたようですが、
意外と原理は簡単で、楽しいことを感じていただけたと思います。
こちらは、本校の学生が卒業研究で使っている食虫植物のサンプルを
見ているところです。みんな興味深く見ていました。
実は、今回来校された2年生の生徒さんたちとお会いするのは、
初めてではなく、2回目でした。
実は、 毎年6月頃に兵庫県立西脇工業高校から依頼を受け、
本校の講師が、高校の特別講師として招かれ、
高校1年で初めて行う化学の実験(実験会)を行っています。
この実験会は2009年度から続いている実験会で、
私も何度か担当してきました。
そのため、今回見学に来られた生徒さんたちが1年生の時にも
お会いしており、久しぶりの再会でもありました。
2017年の実験会の様子は、以下のリンク先のブログからご覧ください。
出張実験会(1日目、2017年6月15日)
出張実験会(2日目、2017年6月29日)
話をしている内に少しずつ当時のことを思い出し、
高校1年生の頃と変わらない素直で元気な姿を見て、嬉しく感じました。
今回の見学の最後には、生徒を代表してお礼の言葉をいただきました。
「体験実験で見た現象に驚き、非常に有意義な時間となりました」と、
心温まる感想をいただきました。
最後に生徒さんたちにアンケートも書いていただきましたので、
その中から感想をいくつか紹介します。
「私たちが実習で使用している器具などがありました。また、見たこともない器具があり、
扱ってみたいと思いました。」
「実験をするための機器がたくさんそろっていた」
「分析の器具がたくさんあったことがとても印象に残りました。実験室もとても清潔でした!」
「実験、楽しかった!」
「一瞬で色が変わった実験は、きれいでした!」
「いろんな分析ができることがすごいなと思いました」
と、それぞれ刺激を受け、分析というものにさらに興味を持っていただけたようです。
本校への見学が生徒のみなさんの今後の進路選択に
少しでも役に立つことになれば嬉しく思います。
兵庫県立西脇工業高校の2年生のみなさん、
これからの高校生活も有意義に過ごしてくださいね!
また再会できそうな気がしますね!
By ぽてと