2020.01.29
今日は、兵庫県立西脇工業高校の工業化学科2年生の
生徒さん38人が授業の一環として学校見学に来られました。
今回のように、兵庫県立西脇工業高校の生徒さんが、
本校へ見学に来られるのは、昨年に続いて2回目です。
今回も高校の先生から依頼を受けて実施しました。
昨年の様子は、以下のリンク先のブログよりご覧ください。
学校見学会(2019年1月30日)
高校のO先生は、化学や分析について学ぶ生徒に、
分析化学の技術を学べる専門学校とはどのような学校で、
その先にはどのような職業があるかを学ばせ、
今後の進路検討に役立たせたいという想いをお持ちでした。
その想いにも応えるために、約2時間の限られた時間でしたが、
学校の説明だけでなく、分析機器の見学や分析の体験実験を行いました。
下の写真は、ビタミンCが含まれているかどうかを
身近なものを利用して分析している様子です。
この実験では、溶液の色が変化するのですが、
色の変化に驚くだけでなく、想像されていた以上に
簡単に分析できることにも驚いておられました。
実は、今回来校された2年生の生徒さんたちと
私がお会いするのは2回目でした。
前回にお会いしたのは一昨年の2018年6月でした。
私が特別講師として高校に招かれ、高校の授業の中で
実験を実施しました。
この実験会は、高校生となり初めて行う化学実験の機会に、
少しでも化学の楽しさを知ってもらうことを目的として行っており、
実は2009年度から毎年依頼をいただき、続いています。
そのため、今回見学に来られた生徒さんたちとは、
久しぶりの再会となったのです。
私のことを覚えてくれていた生徒さんもおられ、とても嬉しかったです!
2018年の実験会の様子は、以下のリンク先のブログからご覧ください。
出張実験会(1日目、2018年6月26日)
出張実験会(2日目、2018年7月10日)
下の写真は、実験室の中を見学している様子です。
いろいろな分析機器を見てもらいました。
一部、実演すると、生徒さんたちからは大歓声が!
想像以上に、変化する色を見て驚かれていました。
わずかな時間ではありましたが、
身近なところで役立っている分析化学の魅力を感じて
いただくことができたと思います。
最後には、代表の生徒さんからお礼の言葉をいただきました。
「今日は、見学をさせていただきありがとうございました。
1年生の時に、高校で行ってもらった4つの実験が楽しく、
それが切っ掛けで化学が好きになりました。
今日見学したことを活かし、今後の進路検討に
活かしていきたいと思います。」
と、嬉しい言葉をいただきました。
最後に生徒さんたちにアンケートも書いていただきましたので、
その中から感想をいくつか紹介します。
「あんなにも簡単にあれほどのおもしろい実験をできてよかった」
「見たことのない実験器具がたくさんあったことに驚きました」
「さまざまな機械があり、最初は何をするための機械か
わからなかったけど、説明を聞いて私たちの身近に存在しているものを
調べたりする機械だと分かりました」
「こんなに簡単に分析ができるんや。と勉強になりました」
「化学について知ることができ、さらに興味を持つことができました」
と、実験を楽しみ、化学の楽しさも感じていただけたようです。
生徒のみなさんには、今回の見学を通して得られたことを活かし、
今後の進路選択に役立ててもらえれば嬉しく思います。
兵庫県立西脇工業高校の2年生のみなさん、
これからの高校生活も有意義に過ごしてくださいね!
By ぽてと