川の水には、銅やカドミウムなど健康被害を引き起こすと考えられる重金属が含まれている可能性があります。そこで川の水が安全かどうか、原子吸光分析法で調べます。
学校のすぐ前を流れている川(大川)から、川の水をバケツで採取します。
川の水をろ過して、ゴミや生物の死骸などの不純物を取り除きます。
川の水から重金属を取り出すために溶媒(酢酸ブチル)を加え、振とう機を使って水中の重金属を溶媒へ移動させます。
溶液に含まれている重金属を原子吸光光度計で測定。炎の色の変化で重金属の種類が、色の濃淡で濃度がわかります。
今回は重金属の「銅」について調べた結果、大川の水には含まれていないことがわかりました。同じ方法で、川や海などの環境試料だけでなく、工場から出る工業排水などに含まれる重金属、たとえばカドミウムなども測定することができます。
など
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