ビタミンCが豊富と言われているイチゴ。私たちが食べる一定量のイチゴにどのくらいのビタミンCが含まれているのか、滴定という分析方法を通して調べます。
実試料(イチゴ)を乳鉢に入れて細かくすりつぶします。
すりつぶしたイチゴのビタミンCの変質を防ぐためにメタリン酸溶液を加え、ろ過します。
ろ過したあとのろ液をビュレットと呼ばれる容量計(ガラス器具)に入れます。
ビタミンCと反応すると無色になるインドフェノールという濃青色の試薬を、ホールピペットを使ってコニカルビーカーに入れます。
コニカルビーカー中のインドフェノールが農青色→紫色→無色透明になったら滴定操作終了です。イチゴに含まれるビタミンCが多ければ多いほど、少ないろ液で無色に変えることができます。
インドフェノールを無色にするのに、イチゴのろ液をどれくらい使用したかをビュレットの目盛から読み取ります。読み取った値とインドフェノールの濃度を使って計算することで、イチゴに含まれていたビタミンCの濃度が分かりました。実験を通して、食品の成分分析に必要な前処理の仕方と滴定技術の両方が学べました。
など
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