病院や学校などで行う健康診断では、尿検査がつきもの。 そのタンパク質や糖などの成分の分析をしているのは、病院や検査センターに勤める分析化学者です。 この実験では、擬似尿(尿に似せた液体)に含まれるタンパク質の量を、分析します。
疑似尿にタンパク質検出用の試験紙を浸し、含まれる量を簡易的に測定します。
タンパク質濃度を段階的に変化させた溶液(標準溶液)を調製し、タンパク質と結合する色素を添加します。
青色が濃いほど多くのタンパク質が含まれていることになりますが、吸光光度計でその値を測定します。
擬似尿にも色素を添加し、吸光度を測定します。
実験データをグラフ化し、標準溶液と擬似尿のデータを比較することで、擬似尿に含まれるタンパク質の量を算出します。 臨床検査では欠かせない、尿に含まれるタンパク質量の測定技術が身に付きました。
など
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