2005.07.29
今日は、1年生の基礎化学実験の担当でした。
学生達はまだまだ分析化学者の卵ですから、前期の間に行った実験のレポートは、完璧ではありませんでした。今日は、そのレポートを完璧に仕上げるため、各実験の担当講師からの訂正ポイントについてアドバイスをもとに、学生達は何度も再提出や担当講師の厳しい口頭試問にチャレンジしておりました。また、単に講師に質問をしに来るだけでなく、学生同士で疑問点を議論し合ったり、中には、先生顔負けに、良く理解している学生が、そうでない学生をつかまえて、しっかりと指導をしている場面もありました。(人に教えることも大変良い勉強なのです。)
レポート日は、レポートを完璧に仕上げる日と思いがちですが、実は、今まで行った実験をきちっとまとめることにより、その実験の原理や方法をしっかりと理解できることのほうが大切だということを、学生達には理解して欲しいと思いました。つまり、単に体裁良くまとめたレポートを提出して、単位を取得したとしても、中身のない単位や自分が就職してから恥ずかしくなるような記憶では、自分たち自身が困ると言うことです。「誰のため」の「何のため」の試験やレポートか?を良く認識してこれからも勉学に励んで欲しいと思いました。
とにもかくにも、本日で平日通学している学生は前期の授業が終わり、明日から夏休みです。社会人になるとこんなに長い休みを取れることはありませんので、是非とも自分自身の成長につながるような経験をし、充実した夏休みにして頂きたいと思います。
Have A nice summer vacation!
byすくろーす