2005.08.08
学生達も夏休みとあって、今日は学生についてご紹介できることがないので、ちょっと学校の周辺の名所についてご紹介します。
本校のある大阪市は天満の近くには明治初期に舎密局(せいみきょく)という化学の学校がありました。その跡が今の大阪府庁のやや南にあります。私もこの話は知っていたものの直接この目で見たことはなかったので、この間休みの日にぶらぶらと出かけていって見てきました。
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今では建物の痕跡はありませんが、いまそこにはその舎密局の跡を示す石碑と、そこで化学を教えていたハラタマ博士の胸像があります。このハラタマ博士は、グルタミン酸の発見で有名な池田菊苗先生やタカジアスターゼで有名な高峰譲吉先生に化学を教えたいわば日本の化学の父ともいえる人です。
実はハラタマ博士の胸像と同じものが本校にもあります。我々も天満の地で化学を学ぶ者、教える者として、ハラタマ博士の偉業にちょっとでも近づこうと思っています。学校の近くへ来た際には、ぜひ両方のハラタマ像を見に行って欲しいですね。
by ドラ一郎