2005.08.10
今日は、夏に毎年行われる本校の大イベントのひとつ、「授業で使える化学実験会Ⅵ」を開催しました。
ご参加いただいた先生は、半数以上が今までこの実験会にご参加いただいたことがある方で、毎年「楽しみにしています」とご参加いただいております。先生方の目的は、ほとんどが「生徒に興味を持たせ、勉強になる実験の情報収集」とのことで、生徒のために一生懸命努力していらっしゃる先生方ばかりです。
今年も、実験は授業で使っていただきたい5つの実験をご用意いたしました。毎年この実験会の準備には、計画から数えると約半年費やし、実験テーマの検討から、当日決まった時間内に終わらせるための実験の説明を含めた予備実験(シュミレーション)と、念入りに念入りに準備してまいりました。今回も同様で、おかげでそれほど大きな問題もなく実験会は終了し、ほとんどの先生方に5つの実験全てが「参考になった」、「授業で行ってみます」とおっしゃっていただくことができました。
しかし、当日の先生方のお話では、今の中学・高校の化学・生物は、
「受験のための授業に時間を費やし、実験の時間をとりたくてもなかなか難しい」とか、
「生徒に興味を持たせ、かつ単元を理解させるのが難しい」とか、
「実験離れした生徒が多く、大人数で実験をするのが安全面から心配になり気が引ける」
「予算が足りない」
などとたくさんの問題を抱えながら、日々試行錯誤し授業を進められているとのことでした。そんな中でも、先生方の気持ちは「生徒に楽しく実験をさせ、化学・生物の知識を暗記ではなく本当に理解してほしい!化学・生物は本当に身近なものであることを理解してほしい!」という熱い思いであり、最終的には準備する時間も費用も少ないけど、生徒のためみんな頑張ろう!ということでした。先生方の思いに、本校も是非協力できればと思います。
本校では、化学・生物・環境などに関する実験会を本校でもしくは高校まで出向いて行っております(次の実験会は9月10日(土)に行われる「SaturdayLABO」ですhttps://www.bunseki.ac.jp/saturday-labo.html)。多くの先生方に、本校のこういった企画を可能であれば利用していただき、中学・高校の先生と協力し、化学・生物の好きな生徒さんがどんどん増やし、人々の生活の発展に貢献していければと思います。
by スマイル戦士