2005.08.18
昨日から本校の学生は、この夏期休暇中を利用して「酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者」という国家資格を取得するために講習を受けています。これは、トンネル・下水道・貯蔵タンクなどの工事で作業員が酸素欠乏症や硫化水素中毒に陥る危険性のある場所での作業において、作業方法を正しく決定するために換気装置や空気呼吸器の点検などを行うことが義務づけられており、その作業を指揮管理するために必要な資格なのです。また、この講習では講義だけでなく、「救急蘇生の方法」や「酸素濃度・硫化水素濃度の測定方法」についての実技演習もあります。もし万が一事故に遭遇したときには迅速な対応ができ、かつ、分析の技術や知識の習熟にもつながります。
この資格講習は、非常に需要が高く毎年受講希望者が多いため、一般の方にはなかなか受講できないのですが、主催団体のご厚意で本校の学生だけを対象として、特別にこの期間に実施していただいているものです。また、「酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者」の講習だけでなく「特定化学物質等作業主任者」や、「有機溶剤作業主任者」も同様に開講していただいております。
この資格講習は約半月間ありますが、夏期休暇中に頑張って受講し、ひとつでも多くの資格を取得して社会に役立てて欲しいと思います。
byぼん・ぼん太