2006.01.19
今日はデータ解析法Ⅰの試験監督を担当しました。4日間にわたる期末試験も今日で3日目です。私が学生の時などは3日も4日も試験が続くと疲労感が出てきたのですが、本校の学生達は元気です。ほんとバイタリティーがあるなぁ、と感じます。
データ解析法では半年間、自分の実験データを客観的に評価するための方法を講義してきました。合成が中心だった私の学生時代には標準偏差や検定・推定なんてことはほとんど習わずにきたのですが、卒業してから品質管理や分析を行う上でこれらが如何に重要性であるかが身にしみてきました。学生のみんなは将来そんな思いをしないように、今のうちから実験データには必ずバラツキがあることを意識できるようになってもらいたい。そんな気持ちで授業を行った半年間でした。
今回の試験結果を見ていると、ほぼ理解してもらえたかなという実感が感じられました。でも試験だけのために理解するのではなく、今後は実験レポートにもこの知識を用いてデータの検証を行っていってほしいですね。それでこそ本当に授業の内容を理解してもらえたことになるのですから。
さて、データ解析法Ⅰは半期で終わりですが、2年生でさらにデータ解析法Ⅱとして続きます。これからも研究者としてのデータの表し方をしっかり学んでいきましょう!
by ドラ一郎