せんせのブログ

パズルで実験が楽になる?

2006.07.20

今日は期末試験の2日目です。私の担当する機器分析化学Ⅰとデータ解析法Ⅱの試験もありました。
データ解析法Ⅱでは実験計画法という単元が試験範囲になっておりましたが、この単元は純粋に数学の問題として取り組むと膨大な計算をしなくてはなりません。しかし本校では計算能力の高さを第一には考えていません。仕事や研究で必要な能力が身に付いているかどうかが問われるのです。で、今回は如何に「効率のよい実験の組み合わせを考えることができるか」を問うことにしました。
その結果、この単元では最近流行りの数独の問題のようになりました。同じ列に同じ数字が入らないようにするあのパズルです。実験計画法で用いられるラテン方格っていうものなんですが、統計の計算に使う表だ、といわなければパズルそのものですよね。
試験中はみんな「あーでもない、こうでもない」と考えながら取り組んでいましたが、ほぼみんなできていたようですね。
身近なパズルにも実験で活用できるテクニックが隠れていることがわかってもらえたかなぁ?
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by ドラ一郎