日本分析化学専門学校

今日は、大変ハードな一日でした。････したがって大変長いので、心してお読み下さい。（笑）

●まず、午前中は、私の担当していた卒業研究の１つであります「大阪のにおいに関する研究」について、日本計画行政学会の第２９回全国大会のワークショップでの発表を、大阪大学吹田キャンパスにて行いました。
この学会は化学とは縁遠い学会ですが、私の担当していた研究が、街とかおりに関するものでしたので、「五感から環境社会をマネジメントする」という中の「嗅覚」に関する話題提供として、分析的な側面を発表して欲しいということで、学会のほうから発表のお声掛けを頂きました。
ほとんどが文系の方々の中、においを分析した客観的なデータには大変興味を持たれ、たくさんのご質問を頂きました。このように、学生達がコツコツと行ってきた実験が評価されるのは、指導講師として大変嬉しい思いでした。（^^）

●また、話は変わって、以前よりご依頼のあった大阪市立高等学校教育研究会 理科部会の実験講習会が、昼から行われるため、午前中の出張から帰ってきて、その足で実験講習会の対応にあたりました。大阪市立高等学校の理科の先生方、約２０名が来校され、３テーマの実験を行っていただきました。
実験中は、「どうしたら生徒が興味を持って実験をするか」という観点から、活発な意見交換をしながら実験をされている姿に、この先生方なら、最近とかく問題になっている「理科離れ」の生徒がいなくなるのではないかと思い、大変感動いたしました。
実験終了後は本校の実験施設や新校舎からの美しい眺めをご堪能いただき、閉会となりました。先生方の中には、「教え子がお世話になっています」、「夏の実験会の申込みが遅くてキャンセル待ちになった者です（苦笑）･･･」、「ここが開校したときに見学に来たことがあるんですよ」といった、本校との繋がりの多い先生方もおられ、実験以外でもいろんな情報交換が出来ました。（^^）



●さらに夕刻には、就職活動で採用試験を受けに行っていた、生命バイオ学科２年生のＩさんから電話があり、「先生！面接で言いたいこと全部言えました！実力をすべて出し切ることが出来ました！」と興奮気味の声。彼女は私が就職指導を担当している学生で、これまでかなり厳しいことも言ってきた学生でした。結果はまだ先ということですが、まずは不完全燃焼することなく、やりきったという充実した声を聞いて、少しだけ安心しました。ただ、彼女の「先生ありがとうございます！」という言葉を、「良い結果が出てからね」とだけ付け加えましたけどね。（^^）

ｂｙすくろーす