2006.10.22
写真は化学分析コース(土日開講)の学生達が卒業研究で用いている実験装置のひとつで、ソーラーシミュレーターと言います。その名の通り太陽光を模擬的に照射することができる装置です。
彼らが今取り組んでいるのは「光触媒を応用した環境浄化技術の開発」ですが、ご存知の通り太陽光は季節や時間帯等によって大きく異なります。折角つくった光触媒も照度が異なる太陽光を当てていては、その効果、作用を比較したり、定量的に確認することができません。そこで、常に一定の照度の光を当てることができる太陽が必要になります。流石に太陽は作れませんので、模擬太陽としてこのソーラーシミュレーターが必要になるのです。
写真の左側の学生が光線の光量をルクス計(照度計)を用いて正確に計測しているところです。右側は卒業研究の指導を担当頂いている某せんせで、平日は神戸の某公立研究機関でも研究されています。卒業研究を初め、各実験科目、講義科目を、企業や研究機関での経験をもつせんせ方が担当しています。みな自分自身の経験、技術を学生達に伝えようと一生懸命担当しています。もちろん研究結果も気になりますが、卒業研究や実験、講義を通して、色々な経験を短期間で身につけることって大切ですよね。
by 英国チャレンジャー号