2006.12.08
今日は2年生資源分析化学科の卒業研究と、1年生の機器分析化学実験が行われました。本校では、実験が始まると同時に廃液(排液)処理方法についても徹底的に指導を行います。分析化学を学び、化学者のエキスパートとなるには廃液(排液)についてしっかり知識をつける事が重要であり、「環境に配慮できる化学技術者」を本校では育成しています。
実験を行えば必ず廃液は発生し、環境に負荷を与えています。それをどうすれば最小限に抑える事ができるか1年生の初めから指導するのです。今日、目に付いたのは、2年生が自ら廃液(排液)を処理する姿でした。pHを中性にし、処理するのですが2年目ともなると感覚を掴んでいるようで、10Lほどの溶液を容易く中和していました。
社会人になったときにも環境に配慮しながら実験を行うと言う事は大切であり、環境汚染から地球を守る化学者に出来る行為だと思います。これからも環境に配慮できる分析化学者を目指し頑張ってほしいと思います。
byせんぱい