2007.03.16
今日はいよいよ第24回の卒業式です。本校は姉妹校・国際環境専門学校と合同で、尼崎市のエーリックという施設で卒業式を行います。まずは私たち教職員側の準備ですが、前日遅くまで様々なシミュレーションをしているとは言え、当日も7:30には集まります。それもただでは集まりません。集合までに恒例の道路清掃をするのです。阪神電鉄駅、「出屋敷」と「尼崎センタープール前」のほぼ中間点に会場がありますので、私たち日本分析化学専門学校の教職員は「尼崎センタープール前」から。国際環境専門学校の教職員は「出屋敷」から。それぞれゴミを広いながら会場まで移動します。これは数年前から、卒業生を始めとする多くの方々に、気持ちよく来てもらうといった主旨で始まったもの。ここから私たちにとっては卒業式が始まっています。
さて、いよいよ卒業式本番。私も初めての経験である校長式辞や卒業証書授与を無事終わり、来賓祝辞などセレモニーは進みます。今回の来賓祝辞は大変感銘しました。一人は採用頂いた企業の専務様で、「ただ走るのではなく、考えながら走れ」という言葉。本校卒業生代表からは、「好きなことだけをするのではなく、自分のやるべきことを好きになれ」というメッセージ。どちらも本当の社会の声です。
そして、メインは卒業生の答辞。読んでいる式辞用の用紙のジャバラを伸び切らしながら、涙で思い出を語る卒業生の姿は、私たちの目にも心にも焼き付けられるものでした。色んな思い出が頭をよぎりながら、衆目の中演台で涙をこぼすまいと、私もこらえるのが精一杯でした。
終了後は卒業記念パーティーです。冒頭、私は、「学生と先生との関係は終わり。今度は人間同士のつき合いを始めるためのセレモニー」と挨拶しました。お酒も入り、涙あり笑いありの交流が図れましたが、いくら何でも焼きそば入りのお酒は私には飲めませんでした(笑)
こうしてまた長いつき合いの一歩が始まりました。長いつき合いと言えば、昨年、卒業生同士が結婚し、さらに子供ができたと見せに来てくれました。偶然ですが、この卒業生夫婦は両名とも私が面接をした二人です。そんな二人の子供を抱きながら、先生としての幸せをつくづく感じました。
by かりめろ