2007.07.17
今日は生命バイオ学科の食品分析化学実験の担当で、卵黄中のコレステロールの定量を行いました。
この実験では卵黄を分解してコレステロールを抽出して、ガスクロマトグラフで測定を行います。昨年行った「お酢の中の酢酸の定量」とは異なり、測定するまでの準備が大変です。お酢は薄めるだけですみましたが、今回はまず時間をかけて分析できる形にしなくてはいけないのです。
卵黄を2gぐらいはかり取り、アルカリ性にしてぐつぐつと1時間煮込み、うまくコレステロールだけをヘキサンに抽出して乾燥させ、測定できる濃度にするため再びヘキサンで薄めて測定しました。こう書くと簡単なんですが、この準備と操作でだいたい4時間かかっています。
測定できる溶液ができてからは、みんな1年生の時の実験を思い出しながら、ガスクロマトグラフの操作を行っていました。さてはて予想通りの結果が出ているのでしょうか?
ところで今日はいつもと違って静止画だけではなく、実験中の動画もお届けします。普段はこんな雰囲気で実験を行っています。
※携帯電話でご覧になっている方は「PC用動画」と出て、動画が見られませんがご容赦ください。
by ドラ一郎