2007.10.09
今日は一年生のデータ解析法と機器分析化学を担当しました。
機器分析化学はどちらかというと板書やその説明が中心になっている授業ですが、データ解析法は演習中心の授業です。
今日も電卓片手に演習に取り組んでいました。今日の問題は割り切れない分数を扱うので、約分までやって答え合わせをしよう、と言っていたのですが、学生から「分数に直らないんですけど...」との発言が。
最初はなんのことか解らなかったのですが、彼の電卓をみて理解できました。なんと彼の電卓は分数がきちんと表示でき、また答えが分数で表されるなら分数で表示してくれる電卓だったのです。
私の電卓にはそんな機能はないので、予想の範囲外でした。
今回の問題は分母、分子の数が大き過ぎて、分数表示してくれないようだったのですが、機械の進歩にはついていってる方だと自負していたのですが、数千円の電卓でこんなことができるようになっているのは知りませんでした。
ただ機械が進歩しても、使うのは人間です。計算方法だけでなく、出て来る数値の意味も説明していくので、しっかり理解して、実験レポートなどに生かしていって欲しいですね。
by ドラ一郎