2007.10.31
今日の4時間目はバッテン先生と一緒に特別基礎質問講座の担当でした。この講座は、先生から課題を与えられるわけでも、講義をするわけでもありません。ある学生は授業中に出された課題に取り組み、ある学生は実験の予習やレポート作成をしたりと、各学生がその時間に取り組むことを自分で決め、取り組む中で生じる不明な点を教員に質問し、質問された教員はマンツーマンで丁寧に指導するという形式をとっています。したがって、この講座の終わりにはそれまで疑問に思っていたことが「ス~ッ」と理解できるようになる「チャンスの時間」なのです。
今日もこのチャンスの時間を活用しようと、多くの学生が資料室にやってきました。「課題なんか家でやればいいのでは?」と思われる方も多いかもしれませんが、全員が机に向かって集中的に取り組み、行き詰まったときにすぐに先生に質問出来るというこの環境が作業効率や理解力を確実にアップさせるのです。また、課題は異なっても一緒に真剣に取り組む仲間がいることは大変大きな意味があると思います。「先生、今日は僕がみんなを誘ってきましたよ!」と言って資料室に入って来た資源分析化学科1年のN君や、チャイムが鳴って資料室から出ようとした際に「先生、さっき教えてもらった方法で、この問題が解けるか見ていてください!」とせがむ有機テクノロジー学科1年のM君はチャンスの時間を有意義な時間にすることができたのではないかと思います。
ちなみに、このようなチャンスの時間は毎日の昼休みにあり、教員が資料室に必ず常駐しているため、その日、その時、分からないことをスグに質問できる環境が整っています。このような質問しやすい環境も学生と先生の距離を身近にしている大きな要素であると思います。チャンスは過ぎ去ってからそれがチャンスだったと気づくことが多いものです。皆さんも今あるチャンスをしっかりと受け止めて、自分のものにしてください!チャンスの神様は前髪しかないそうですから・・・(^^)。
byすくろーす