2008.02.13
昨日のせんぱい先生の話に引き続き、まずは道頓堀川水質調査のお話。今日は実際に道頓堀川に水を汲みに行くサンプリングを行いました。昨日のせんぱい先生の祈りもむなしく・・・今日はあいにくの雪!(ということは、せんぱい先生の「雨男」疑惑は晴れたことになるのでしょうか??)
生粋の北陸生まれのアビーも驚くほどの寒さの中、学生は朝9時ごろから道頓堀川のさまざまなスポットで採水を行い、学校に戻ってきました。そして、その水の中に含まれている大腸菌などの微生物の数を調べる培養操作等、汚染状態を調べるための調査を行いました。結果は今日一日では出ず、明日以降も継続的に行う必要がある実験もありますので、明日以降もしばらく環境委員会を中心とした学生が登校する予定になっています。元気に活動する学生の姿を見ることは、授業が終わったために登校する学生数が減ってしまって物足りなさを感じていた教員にとってはうれしいことです。
2年生はこれが最後の水質調査になります。今の2年生は、この活動で得られるデータがより信頼性のあるものになるよう、そして、この活動が正しく次代に継承されるよう、学生お手製の実験手引書のようなものを独自で作成し、工夫してきました。今日も実験室では2年生が積極的に1年生の指導に当たり、次のリーダーを育てていました。きっと1年生もその2年生の思いを感じ取り、立派に継承してくれることと思います。
このような先輩の姿勢が続いているからこそ、この委員会活動は毎年「学生主体」であり続けているのだと思います。
■部屋の中でも雪を降らそう
再び天気の話にもどりますが、本校ではここ数日の雪を見て珍しがり、そして喜ぶ学生がちらほら。というのも、本校は全国で唯一の「化学の専門学校」ですので、めったに雪の降らない九州や沖縄からも入学者がいるからです。「道路が白くなるのをはじめてみた!」と興奮する学生もいれば、実家の積雪量の多さを得意げに(?)話して聞かせる雪国出身の学生も。そんな会話がさかんに交わされるもの本校の特徴かもしれません。
今年は雪を見ていないな~と思われる方は、部屋の中で雪を降らせることのできる簡単な実験がありますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
→「お部屋で雪の結晶を作ろう」https://www.bunseki.ac.jp/naruhodo/katei32.html
by アビー