日本分析化学専門学校

こんにちは！再びカナダ通信です。月曜日のあいにくの雨天とは打って変わって、4日(火)と5日(水)は晴天に恵まれました。では2日間のカナダの様子をご紹介しましょう。


●4日(火)：身近にあるもので実験
午前中は、簡単な実験とその考察を英語で行いました。実験内容としては、本校のホームページの「すぐできる☆なるほど☆ザ☆化学実験室」の「一般向け　今日から家庭が実験室　A-9」で紹介している内容に近いものでした。まず、紫キャベツの煮汁とカレー粉のアルコール溶液の２種類を、レモン汁やお酢、洗剤、ベーキングパウダー、胃薬などと反応させ、色の変化を観察し、なぜ色が変化するのかについて勉強しました。写真は今回用いた家庭用品(左)、実験の様子（右）。


また、少し休憩をはさんで大学内のガラス細工工房や、実験施設を見学することができました。実験施設は、できたてほやほやで、まだ全体としては完成していませんが、特別にいろんなところを見学させていただけました。写真上２枚はガラス細工工房。各実験室から修理依頼がここにやってくるそうです。写真下２枚は、Technology and Science棟の見学。中でも化学の実験室は私たちの学校と同じように、「生命分野」、「有機化学分野」、「資源材料分野」と３つ分かれていたので、学生たちも親近感を覚えていました。




●5日(水)：バンクーバー水族館見学
午前中は海洋生物の生態について、骨の模型やアザラシの毛皮、ビンゴカードなど、たくさんのアイテムを用いて英語で楽しく勉強しました。午後からはこれらの勉強したことが生かせるように、バンクーバー水族館に見学に行きました。英語で書いてある説明書きの解読に挑戦しつつ、イルカショーを見たり、直接海洋生物に触れたりと、学生は結構楽しんでいました。写真は午前中に用いた海洋研究キットとともにパチリ（左上）、水族館でのイルカショー（右上）、sea ottersとは何でしょう？（左下）、バンクーバー水族館の前で（右下）。




○おわりに
カナダ通信も第４回目となりましたが、明日・明後日の2日間で実質留学は終了です。週末はサイエンスワールドを見学する予定で、どうやら次回の日記で私のカナダ通信も最後になりそうです。乞うご期待！

ｂｙすくろーす


★決してそんなことはありませんよ。
カナダでの短期留学もいよいよ大詰めですね。トトロも第３回の短期留学に引率した経験がありますが、はじめぎこちなかった学生たちもホストファミリーの別れの時には皆涙していたのを思い出しました。いい経験はその人を一回りも二周りも大きくしますね。みんなどんなに大きくなって帰ってくるか楽しみです。さて、学校の方では今日も１年生が就職活動や勉強のために来ていました。よく学生に聞かれるのが「先生方は春休みなどは暇でしょう」というのです。決してそんなことはありませんよ。卒業式、入学式の準備は勿論のこと次年度の実験に関する薬品、器具、分析機器の調査点検、求人依頼にこられる企業の方の応対や問い合わせの対応、学校見学される方への説明などあげれば切りがありません。それでも新年度が楽しみで毎日頑張っています。その前に２年生とのお別れの時があるのは寂しい限りですが・・・。忙しい中にも複雑な気持ちが入り乱れて今日も頑張っているトトロでした。

ｂｙ　トトロ