2008.04.22
新年度の授業も2週目に入りました。実験科目では1週目にガイダンスが行われますが、新1年生については1週目はもっぱら実験に必要な基本的な事がらの解説、予定される実験内容の解説など、実験するための基礎をつくるのに費やされますので(その時の様子については4/17のアビー先生の日記をご覧ください)、本番の実験デビューは昨日の「定性分析実験」でした。実
験内容は、いろいろな金属イオンの混合物から各金属を分離して、確認の化学反応(カラフルだったりそうでなかったり)によって存在を確認するというものでした。真新しい白衣を着て試験管に向かう彼らの顔には、いよいと楽しみにしていた実験だという期待感といくらかの緊張が感じられました。さすがに初めてなだけあってややぎごちなく、予定通りに実験が進まなかった
ところもありましたが、G君が日誌に書いた「実験は大変だったが、やっぱり楽しかった」という言葉が率直な感想であるようです。わかってくると、もっと楽しくなっていくよ!
さて、今日実験室に行ってみると、3つの学科(資源分析化学科、生命バイオ分析学科、有機テクノロジー学科)の2年生が、複数の実験室にまたがって様々な実験をしていました。あるところでは野菜やワインを分析しようとしていましたし、またあるところでは何かを「るつぼ」に入れて電気炉で焼いていました。基礎実験を習得した2年生は、応用実験です。その様子を見ていると、ゆとりを持って実験を楽しんでいる様子、風格のようなものさえ感じました。週のうちのかなりの時間を実験して1年間過ごすことでこうなるのだと思うと、1年生も来年の今頃はこうなっているんだろうなと、気の早い想像をしてしまいました。
by Pパンサー