2008.05.10
生憎の雨空でしたが道頓堀川水質調査が今年もスタートしました。この調査は本校の学生組織である環境委員会が中心となって、河川水質調査に興味のある学生達20数名が自主的に参加して行っている環境調査です。水質のpHや温度、濁度をはじめ、溶存酸素、BOD、大腸菌、一般細菌などを調査、分析しますが、2年生は先輩としてまだ入学して1ヶ月の1年生に的確な指示を出して実験を進めていました。2年生にとって自分たちが持っている技術や知識を後輩に教えることは初めての経験ですが、1年生も普段の実験以上に活発に行動し、熱心に先輩の指導を受けていました。日頃接する機会の少ない1年生と2年生ですが、このときばかりは雑談も交えながら交流を図って、和気藹々とした雰囲気の中で実験を楽しんでいました。
更に、嬉しいことにOGのKさんとTさんが調査の応援に休日を返上して駆けつけてくれました。KさんもTさんも元環境委員会のメンバーであり道頓堀川水質調査経験者で、さすがと思わせる指示、指導、アドバイスをしてくれました。2年生にとっては昨年指導していただいたあこがれの先輩、1年生にとっては現役バリバリで分析業務に携わっている卒業生が来ていただいたことで、実験の励みにもなったようです。肌寒い日でしたが、実験室は楽しさと熱気で満ちあふれていました。特に1年生にとって分析化学の面白さを十分知ることのできた一日だったようです。
by トトロ