2008.07.15
本日、私は「基礎数学」という授業を担当しました。名前の通り、分析化学の実験をする上で必要な基礎の数学を履修する科目です。文系出身者が多い本校の学生にとって入学当初、数学という科目は拒絶反応モノだったようですが、期末試験前の最後の授業を無事終えた学生からは「もっとやりたい~」「クイズみたいで楽しかった」との声も聞かれ、資源分析化学科の0君やMさんからは「もっと練習したいので問題ください」という嬉しい要望がありま
した。
このような話を聞くと、「彼らは今まで理系を勉強してこなかっただけで実はとっても理系が得意で好きだったのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが彼女達の話を聞くとそうではないようです。数学や化学を楽しむコツは、これらは自分の身近なところに多く存在していて、知れば知るほど自分の生活が楽しくなる、ということに気づこうとしたのだそうです。身近で簡単な数学、身近なところで起こる化学反応、それらの仕組みを知ることで、生活すること自体が一層楽しくなったのだとか。与えられる勉強を負荷と思うのではなく、楽しさに変換することができれば、身に付き方も格段に違うのだろうな、と思いました。今後の皆の成長が期待されます。
また、本日、本校に興味を持っておられる方が来校され、学生の実験風景をご覧になりました。お子様の進学先として検討されていたそうです。来校されるまでの印象は「専門学校生はチャラチャラしているのでは?」というものだったそうですが、学生が自ら手を動かし、真剣に、でも楽しそうに取り組む姿をご覧になり、考えを改められたそうです。そう、本校の学生は、いつだって自分の夢に向かって真剣で真面目なのです!(^^)
by アビー