2008.07.19
今日の午後、明日の実験準備のため実験室に入室したところ、2年生が機器分析実験を行っていました。またまた素晴らしい光景を目にしましたので、先週のブログに引き続いて第2弾をご報告しましょう。今日の実験装置は蛍光分光光度計という装置です。食品分析をはじめ多くの現場で使用されています。どのような分析装置かは、本校HPに掲載されていますので一度ご覧下さい。
○ https://www.bunseki.ac.jp/aboutus/equipment.html
今日の驚きは装置の操作ではなく、その装置の操作方法等を修得するために使用する標準溶液及びサンプル溶液の調製を行っている現場でした。実験目的そのものは複雑なものではなく、L-アスコルビン酸(いわゆるビタミンC)を蛍光分光光度計を用いて定量しようと言うものです。溶液調製は基本操作がしっかりしていて且つ調製方法を十分理解していないと正確な溶液はできません。おまけに何種類も調製するわけですから、当然の事ながら分担作業になります。そこでの学生達の連携が素晴らしく、特にAさんとSさんなど「私これするから、Sさんあれして」で通用するのです。「あれ」「これ」で理解し合えるためには、操作内容を熟知し、進行状況を把握し、且つ相手の技量を十分信頼していないと出きるものではありません。
卒業研究ではAさんとSさんは同じグループですので、どのように研究内容を展開していくのか今から楽しみでなりません。ワクワクした日でした。
by トトロ