2008.08.31
今日は技能検定(化学分析)の実技試験日でした。「技能士」という言葉を良く耳にしますが、これは技能検定に合格した人のみが称することができる称号であり、化学分析の場合は「化学分析技能士」ということになります。分析化学関連の国家資格としては、唯一、実技試験が行なわれる資格です。
受験には2年の実務経験が必要ですが、本校卒業生は厚生労働大臣の指定により免除されており、さらに、本校は実技試験会場に使われています。
今日がその試験日だったわけですが、受験生の中に本校の卒業生Iさんがいました。「化学分析技能士」は企業の評価も高い資格であり、Iさんも会社からの指示で受験したそうです。
難関資格へのチャレンジということで緊張したそうですが、試験会場が慣れ親しんだ母校ということで、緊張もほぐれたとのことでした。また、本校での授業や実験内容によく似た問題が出されたそうで、学校で身につけたことが役に立って良かったと喜んでいました。
「化学分析技能士」は、分析化学技術者として、一流のプロフェッショナルであることの証です。本校の卒業生が「化学分析技能士」としてどんどん活躍することを願う、水の都でした。
by水の都