2008.10.15
といっても走る駅伝ではありません。
本校では、授業の一環として、企業の方を招いて講演を行っていただいてます。
その名も「化学実務駅伝」!
今回、講演をしていただいたのはJFEテクノリサーチ様。
ここは、川鉄テクノリサーチ(株)、鋼管計測(株)、日本鋼管テクノサービス (株)の3社が合併し、発足した会社です。
連なる会社名を見てお分かりいただけるかもしれませんが、製鉄業界の有名な会社が母体なのです。
講演では、製鉄の過程から分析業務のことまで色々お話頂きました。
最後の質疑応答時間では、学生達も積極的に質問していました。
お話の中で、特に印象に残ったのは、製品の分析が約10万種であること。
かりめろ先生が、最後にご挨拶されたときに「まさに、鉄のお医者さん」とおっしゃったのですが、
本当にその通りで、製品の品質を守るため、ひいては我々の安全のためともいえる、細やかな分析と品質管理がなされているのです。
そして、もう一つ面白かったのが、「タイタニックはなぜ沈んだか?」というお話がありました。
なんと、現在の船に使われている素材と比べると、マンガンと硫黄の含有量が違うのだそうです。
こういうことも、化学で解明できるというのは、本当に面白いと思いました。
日常生活でもまだまだ分からないことは一杯あります。
皆さんも、たまーに、化学目線で周りを見渡してみてください。
ちょっと見方を変えて、化学の目で見てみれば、思わぬ大発見があるかもしれませんね。
By あでりぃ