2008.10.27
今日は1年生の機器分析化学実験を担当しました。実験内容は、熱分析装置を使って物質を加熱したときに減少する重量と加熱時に発生する熱量の測定を行いました。この測定機器は無機・有機の材料分野、食品分野など広い分野で使われており、とても重要な分析機器の一つに入ります。
本日測定した試料は硫酸銅5水和物とポリ塩化ビニルという物質でしたが、これらの物質を5mg測定し、アルミニウムセルに入れフタをしてサンプルを作製します。今までに色々な物質を測定したことのある学生達ですが、この5mgという少量を測り、それを直径2mm程度のセルに入れる操作には四苦八苦していました。何回かこぼしたり、フタをする時点で失敗したりする内に慣れてきて、実験の最後の方には一回で測定ができ、一回でフタをすることが難なく出来るようになっていました。やはり、習うより慣れろと言ったところなのでしょうか?
現在、1年生は7種類の分析機器をマスターしようとしています。これだけの数の分析機器を一度にマスターするのは大変なように感じられるかも知れませんが、習うより慣れることを大切に今後も指導していきます。
by バッテン