2008.12.02
今日は2年生の卒業研究を担当しました。卒業研究も佳境に入っており、残すところ10回ほどしか研究をする時間がありません。その中で、今日は有機テクノロジー学科の卒業研究内容をご紹介したいと思います。
彼らの実験テーマは収縮をしない接着剤の開発です。接着剤の多くは収縮をするため、重要な部品を止めると後で緩んだり、最悪の場合は外れたりしてしまいます。そのようなことの無いように収縮をしない接着剤の開発が必要です。彼らは今までに開発された接着剤の中でも収縮をしないものを自分たちの力で見つけその開発をしていますが、どうしても接着するときに200℃という高温が必要になります。その200℃という高温を下げるために様々な触媒を試しています。
この実験の中では熱分析装置をよく使っています。1年生の時に習った熱分析装置を今では手足のようにまで使えるようになるのも卒業研究の利点です。
卒業研究発表会までもう少し、悔いのないように頑張りましょう。
by バッテン