2008.12.19
今日は、これまでもこの日記でご紹介しておりました大阪湾のアマモ生育環境の分析をしている卒業研究チームで「二色浜」にサンプリングに行ってきました。現在私たちが分析を行っているのは、海の底の土壌(これを底質といいます)で、アマモが生育しているところとそうでないところとで、底質中に含まれている物質およびその量などに違いがあるかどうかを分析しています。
また、この研究は4団体で一緒に共同研究をしており、本校以外の方々は、アマモが生育している付近に生息する生き物やアマモ自体の観察、光の差し込み、土の粒の分析など、それぞれに得意な分野で手分けをしています。
今日は共同研究者の方々に海に潜ってサンプリングをしていただき、その成果物を一緒に観察しました。普段実験室で試験管やビーカー、試薬を扱っている彼らにとって、実際に海に出て生物を見るのは大変興味深いようで、生物を触りながら共同研究者の方に質問をしていました。
この研究は、本校では今年から参加することになったので、今年度だけでは考察できるだけの結果は得られないと思いますが、今後も継続して一緒に研究を進めていきたいと思っています。どうぞ長い目で見守ってください。
アマモです。横にいるシイタケみたいなものは、カシパンというウニの仲間です。近年、スカシカシパンは一躍有名になりましたね。
アマモの根っこはなかなかしっかりしています。
アマモ以外の海の生物です。ヒトデやゴカイなど盛りだくさん。あと、小さいカニさんもいました。
最後に共同研究者の方々と記念撮影しました。今後ともよろしくお願いしまーす!
byすくろーす