2009.01.22
連日他の先生方の日記にあるように、現在本校は後期期末試験の真っ最中です。私も生物系と食品系の授業を何科目か担当していますので、試験前には2年生から「先生!最後の試験だから、オマケして易しい問題にしてくださいよ~(^^)」と言われておりました。実は毎年、2年生からはこのようなお願いをされるのですが、そんなの関係ねぇ~♪って感じでいつもどおり、「すくろーす」らしさ満載の試験となりました。試験を易しくするのはとっても簡単で、みんなが喜ぶのも分かっているのですが、授業も試験も学生に対して真剣勝負が私のモットーなのです。易しい問題で誰にでも分かるような問題を解くことに、何のチャレンジもありません。私としては卒業までに、脳細胞を鍛えるだけ鍛えてほしいのです。鍛えて出来た脳のシワも、鍛えるために集中した時間も、すべてがこれから社会に旅発ったあとの糧になるからです。大学編入組を除くと、学生でいられる時間もあと残りわずか。このようなご時世に、2年生の誰一人として内定取り消しになっていない「分析化学」の強みを実感しつつ、分析化学という修行を全うしてほしいと思います。
さてさて、学生諸君が試験に挑んでいる間に、実験室では来週の木曜日にある1年生の「定量分析実験」の実技試験準備を先生方がせっせとしておられました。実技試験というと、経験のない方は一体どんなことをするのだろう・・・と想像もできないと思いますが、実際、本校の学生のほとんどが入学前にはそのように思っていました。そんな彼らも入学して約1年が経とうとしています。毎週2日も実験があると、白衣姿も違和感なく、試験管やフラスコで溢れる実験室で動けるようになってきました。来週の実技試験を受けている自分を客観視すると、入学前よりも実験のスキルや動き方が確実に成長している自分の姿にみんな必ず気が付くと思います。これを乗り越えれば1年生も春休み。ラストスパートで頑張ろう!
byすくろーす