2009.02.12
9日のあでりぃ先生も書いておられましたが、本校の環境委員会では道頓堀川水質調査を定期的に行っており、この川の水質が年々どのように変化しているかをモニタリングしています。(今までの結果はこちらをご覧ください。)
今日から約一週間は平成20年度最後の道頓堀川水質調査が実施されることになっており、明日のサンプリング(川の水を採取してくること)に向けて、今日は準備がありました。
この委員会活動は基本的に学生が主体となって活動していますから、教員というよりも2年生が主導権をとっています。1年生への指導も毎年2年生がしっかりと行っているため、毎年同じ調査方法が求められるこのような調査であっても、継続的なモニターが可能となっているのです。
卒業研究も終わったこの時期ですから、やはり今回の調査の参加者は1年生が主体。いざというとき頼れる先輩はほとんど側にいませんから、いわば彼らにとって独り立ちの時だったわけです。半ば不安も持ちつつ調査の活動の様子を教員が見守っていると・・・心配ご無用だったようです!1年生は一年生の中でも、やはりリーダーシップをとる学生が出現しており、滞りなく実験は進められたようでした。リーダーシップを発揮していた生命バイオ分析学科のS君は、聞けば今日に備え、意識的に先輩からしっかりと引き継ぎを受けた、とのこと。これまでの伝統を絶やさないよう、自分たちの代でも滞りなく調査が行われるようにと、1年生の責任感はばっちりだったようです。自主的に実験が進めらる自信からでしょうか、S君以外に参加した1年生も皆活き活きとした様子で実験に取り組んでいました。
この委員会活動への参加は、皆それぞれ様々な目的をもって行っています。「授業だけではなく、+αの分析技術を身につけたくて」「学年や学科の異なる学生とコミュニケーションをとりたくて」「とにかくもっともっと実験がしたくて!」写真の笑顔は、前向きな目標があるからこそのものなのです。調査の様子は明日からもここでご報告します。お楽しみに!
by アビー