2009.03.02
春期休暇中2年生は、帰省したり卒業旅行に行く学生が多いようですが、中には4月からの社会人を目前に就職してから必要となりそうな化学・バイオの分野を復習するために登校している学生もいます。また1年生は、春期休暇とはいえ、先週の日記のように就職活動が本格的に始まり、求人票を確認するために登校する学生が多くなっています。
それでも春期休暇に入り、教員は時間的に幾分余裕のある時期です。そこで各教員は、来年度に入学・進級する学生の顔を思い浮かべながら授業や実験を見直しています。
なぜ入学前の学生の顔をお思い浮かべられるのか不思議に思われるかも知れません。本校に入学する多くの学生は、体験入学に参加しているので、入学する前から学生のことを教員が思い浮かべられるのです。
今年度の授業を振り返り、より分かりやすく実践的な授業をするためにはどうしたらよいか、そして分析化学やバイオの技術は日々進歩していますので、その進歩を授業・実験に取り入れるにはどのようにしたら良いか各教員は頭を悩ませています。しかし、旅行のプランを立てるときと同じで、実際に学生を前にして授業・実験をするだけでなく、どのような授業・実験をするか考えることは悩みながらも楽しい時期です。
そして、来年度の実験に必要な器具や試薬を発注します。このときにただ闇雲の注文してしまうと、試薬や器具が無駄になってしまいます。学生が環境委員会を組織してゴミを減らす運動などをしているのに教員が無駄をすることはできません。そこで発注する前には、一点一点カタログと在庫量を確認して試薬・器具の無駄をなくすようにしています。
by めざせ!関西人