2009.04.21
新入生の授業が始まってから、2週間目に突入しました。
写真は来週行う実験のガイダンス風景です。
先週は、実験で使用するガラス器具の説明を行いました。
分析化学で重要なことの一つとして、溶液の体積を正確に量ることがあります。
そのためには専用のガラス器具に引かれている線(標線といいます)に溶液の位置(メニスカスといいます)を正確に合わせる必要がありますが、これが慣れないと結構難しいのです。
先週の実習で、学生が、「先生、(標線とメニスカスの位置が)これで合っていますか?」と見せに来ますが、私が「ダメ、溶液が少ない(又は多すぎる)」と言うと
「エーッ、まじで。おかしいなー」と言って、やり直しています。
今はまだ、溶液を正確に量るだけでも四苦八苦している彼らですが、
2年後には、立派な分析化学技術者として成長しているはずです。
by カイロ