2009.04.24
今日、私アビーは、翌週の1年生の実験準備をするために実験室に赴いたのですが、実験室に入る手前の廊下の時点で、何やらフワッと甘ーい良い香りが...。甘くて、爽やかで、何とも言えず美味しそうな香りでしたので、一緒にいたボヤッキー先生と「バナナ?甘い柑橘?何にせよお腹がすくなぁ」と話しながら実験室に入りました。その匂いの正体は、レモンから取り出した爽やかな香り「リモネン」と、バニラの甘ーい香りである「バニリン」。2年生の有機テクノロジー学科の学生が「医薬・食品成分実験」に取り組んでいたのでした。何とも良い香りに包まれながらの実験なので、アピーはその実験室にいるだけでアロマテラピーよろしくとてもリラックスしてしまったのですが、学生たちは和やかなムードながらもテキパキと実験を進めていました。いつもとても明るく元気のいいこの学科の学生ですが、今日はひときわ良い雰囲気だったのは、やはり香りの効果もあったのでしょうか?(笑)
さて、続いて別の実験室を覗くと、そこでは資源分析化学科の2年生が「材料分析化学実験」を行っていました。実験室にあったのは、紫やエメラルドグリーンの美しい色の溶液の数々。どうやら溶液中に入っている金属の量を調べる実験をしているようであり、色の正体は金属だったようです。(ちなみに、紫はマンガン、緑は銅が溶けていたそうです。)分析機器を使ってその量を調べるのですが、とても慣れた様子であり、私との雑談に応じながらこちらもテキパキと実験を進めています。一年次にも使ったことのある機器でしたので、もうしっかりと使用方法が身体にしみついているようです。学生たちと「綺麗だねぇ、実験しながら癒されるねぇ」などと言い合いながらカメラを向けるとポーズを決めてくれるあたり、2年生の余裕を感じます。
化学・バイオの実験室は、暗くて地味ーな印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、実験室には綺麗な色の溶液があったり時々ですが良い香りもし、癒しがいっぱいです。しかし、何より学生がいつも笑顔で実験に取り組んでいることを考えると、学生にとっての一番の癒し効果(楽しさ)は、「大好きな実験ができる」ということなのかもしれませんね。(^^)
byアビー